DRTとは

DRTとはD(Double Hand) R(Recoil) T(Technique) の略で、
簡単に説明すると、背骨を揺らす事で体全体を調整する治療技術で背骨のズレの特定から同時に二ヶ所以上を調節する事により、背骨、骨盤、頭蓋骨、四肢関節まで全身の矯正を効率よく行う手技です。

では、なぜ全身の矯正(背骨の調整)が必要かと言うと
人間の身体は日常生活で座る姿勢立つ姿勢寝る肢位身体の使い方などによって歪みを引き起こします。

そのわずかな歪みが生じると、脳から脊髄(脊髄は神経の大元で、最下部はお尻の上部まで)まで流れている脳脊髄腋の循環が悪くなり身体のバランスは勿論、血液をはじめとする体液循環不良、人間が本来もつ自然治癒力まで低下してしまいます。

脳脊髄腋というのは、脳とそこから出ている脊髄神経(首から骨盤までの背中の中心部を走行)を覆っている液体で神経に栄養を与え、老廃物を取り去る新陳代謝を行っておりもとは動脈からの濾過作用によって生成、循環され、全量は100㎜ℓ~150㎜ℓで一日に3~4回、全量が入れ替わるといわれています。

痛みは損傷部位そのものだけが原因では無い事がほとんどで、損傷部位周辺の筋肉、神経、血液循環にも影響があり、痛み、可動域制限に影響をもたらし,更には遠く離れた筋肉にまで悪影響を与えているのです。(人間の身体は痛い部位があると、本能的にその部位をかばい重心をずらしてしまいます。)

施術の流れ

施術の流れとしては
まず、三大指標検査といわれる、上部頚椎僧帽筋下腿三頭筋それらの圧痛の程度、左右差を確認し人間の持つ『痛覚』を応用して脳神経システムにアクセスし、目に見えない僅かなズレ、全身の歪みを見つけ、施術のポイントを決定します。

次に、脊柱(背骨)にコンタクトし調整する事により、不調を引き起こしている脳神経伝達システムを改善し、人間が本来持つ自然治癒力、免疫システムを活性化させます。

最後に三大指標といわれる、上部頚椎、僧帽筋、下腿三頭筋それらの圧痛指標が施術前より改善すれば身体の自然治癒力の働きが高まります。

三大指標検査で痛みがなくなっている状態が、自然治癒力が最大化している状態で、この状態を維持し続けることで症状は自然と改善していきます。

もし、患者様の訴える主訴の痛み、自覚症状が残っていても背骨の状態、三大指標が良くなっていれば、改善に向かっている証拠です。

また、施術効果の好転反応として個人差はありますが、痛みの改善は勿論、血液循環が良くなり、全身が凄くポカポカしたり、身体が軽くなったり、自律神経のバランスが良くなり体調の改善がみられます。

初回施術後、すぐに眠気、身体のダルさを感じたり、翌日にダルさが現れる方もみえます。
それは、不調により循環が停滞していた脳脊髄液が一気に回り始めた事が原因でおこる現象で自分の身体の中で治そうと働き始めている反応です。そのダルさがおさまると同時に痛みや症状が無くなっていきます。

このDRTは、患者様が訴えている部位に直接触れない場合も多々あります。(例えば、膝が腫れていても、足首の捻挫でも、膝や足首に直接は触りません。背骨のみです。)

なぜなら、全身の筋肉、関節、内臓は脊髄神経が大元でその枝分かれした神経によって支配されています。その大元を治す根本施術により改善されるからです。

さらにDRTは主訴だけでなく、それ以外の問題も良くなっていきます。

全ての身体のの問題は、自然治癒力次第と言えると思います。
自然治癒力が高い状態であれば、万が一負傷しても、治るスピードは当然今までより早くなります。

このDRTを受けることにより、あなたのお身体がどんどん良くなっていき、体調、姿勢が改善され
より良い日常生活が送れるようになるお手伝いが出来ると思います。