頚椎矯正について

頚椎の矯正とは

首の骨(頚椎[けいつい])は7つあり、上から頚椎1番、2番・・・一番下が7番になります。
頚の動きは、前屈(前方に曲げる動き)後屈(後方に倒す動き)側屈(左右に倒す動き)回旋(左右を見る動き)があります。

頚椎は大まかに3つのパート、上部頚椎(頚椎1番、2番)中部頚椎(頚椎3番~5番)下部頚椎(6番、7番)に分けて考えます。
上部頚椎回旋運動に深く関わり、寝違えなどで頚が回らなくなってしまう症状は、この上部頚椎の歪みが原因である事が多いです。
中部・下部頚椎は、側屈や前後屈の動きに関わり、交通事故によるむち打ち後屈時の痛み、可動域制限は特に下部頚椎が深く関わっています。

【矯正手順】

まず、頚椎7番から2番のなかで左右どちらに歪んでいるか触診していきます。(頚椎の1番は頭部の骨と関節を成し、触れにくい骨です。厳密には触れる事も可能ですが)
次に、下部頚椎の歪んでいる方から矯正し、中部、上部頚椎と上行し歪んでいる頚椎を矯正していきます。

【どんな症状に効果的か?】

首痛や寝違え、耳鳴りやめまい、眼精疲労、肩こり、歯の噛み合わせが悪い方、首の可動域の狭い方(左右均等に向けない方)、腕の方へ痺れがある方などに効果的です。

また、頚椎から出る頚神経は肩から腕、指先まで行き届くので、上肢の筋肉を支配しており、手関節や肘関節、肩関節の動きを制限する筋肉の状態を改善させる場合にも適応されます。
世間一般的な整体やカイロプラクティックの頚椎の矯正方法は頚椎を回旋(捻る)させて矯正しますが、当院で実施しているスポーツ活法の矯正方法は回旋させるのではなく、歪んでどちらか左右に飛び出てしまった頚椎を押し込む方法なので安全で安心して受けて頂ける矯正法です。